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春の嵐

2012年4月5日 コメントを書く



 昨日、被災地へ日帰りでボランティア活動に行ってきました。

今回は、その事を書こうと思います。

これは、私が体験した事や思ったことですが、これを読んでもらって、私がどうこうではありません。



ボランティアの経験がない私も、志は強く持っていても、いざ行くまでは色んな不安もありましたし、実際被災地の状況も分からないでいました。

だから、これからボランティアを考えている方にたいして、少しでも何かを伝えられ、これから行動する際の何か1つになってもらえればいいという意味で書こうと思っています。



そして、このブログを見てくださる私の周りの方にも、ぜひ、被災地に行って頂きたい!という意味も込め書こうと思います。

私は、必ずまた被災地に行きます!こんな私でも、必要として下さってる!どんなに小さな力でも、大きな力になる為の1になる事ができる!それが分かったからです。



少し長文になりますが、私が体験した事、感じたことを書きたいと思います。



一昨日火曜日。

『春の嵐』と呼ばれた、台風並みの雨と風が、私の住む横浜にも来ました。

夕方になり、徐々にその本性を見せはじめた嵐の影響で、交通機関はずべてスットプしました。



しかし、この日は、私は宮城県に発つ!と決めていましたので、自宅でその嵐の状況を食い入る様に見ていました。



夜の8時になった段階で、まだ交通機関はストップ。

被災地まで行くバスの担当者に電話をしても繋がらずにいました。



『もう今日はだめかな』とあきらめの気持ちも出始めてきましたが、それから15分後、京浜東北線の一部の電車が運転を再開!とのテロップが出たのを見て、途中また電車がストップするかもしれない・・どうなるかわからないけど、とりあえず行ってくる!と家を出ました。





玄関を出ると、ものすごい風。



でも・・

このものすごい勢いの風は、向かい風じゃない!追い風だ!と自分の気持ちを奮い立たせながら今回のボランティア活動が始まりました。



被災地・宮城県七ヶ浜町までは、新宿からバスに乗って向かいます。

11時半に新宿駅前にて集合。電車の遅れを考慮して早めに家を出たんですが、根岸で40分ほど待っただけで、後は順調に山手線にのりかえて新宿に到着。



時計を見ると、まだ10時半でした。



それでも、でかい荷物を持ったままですし、本来遊びに来たわけでもありませんから、被災地で活動中に飲む飲み物を買っておこうと、新宿の西口駅前を少しあるきましたが、あれ?コンビニがない。一角しかまわりませんでしたが、まさか見つからないとは・・と思いながら、自動販売機でお水2本とアクエリアス1本、そして、バスを待つまで飲むコーヒーを買って集合場所となる場所に行きました。





これは、私が勝手に想像していたことですが、今回のようなボランティア活動に参加をするのは、年齢的に私ぐらいの30~40代の男性か、年配の男性が多いと思っていたんです。(大半を占めているんじゃないかと思っていました)



なので・・まさか、女の子1人とか、高校生とかが来るとは思っていませんでした。



その為、集合場所となる場所からは、ボランティアには関係の無い夜行バスなども出ていましたから、続々と来る、高校生や、1人で大荷物を持った女の子が集合場所に居ても、それが一緒に活動をする方だとは思いませんでした。



でも、実際今回のボランティアの仲間で1番多かったのは、高校生でした。

これは、春休みの関係でしょうが、本当にびっくりしました。



その次が、50~60代のご夫婦や1人でこられた年配の男性。



あとは、大学生。

30代と思われる参加者は私だけでした。



私の参加したツアーは純粋なボランティアツアーで、被災地へ行って、活動して帰ってくるというものでした。

いくつか調べましたが、ボランティアツアーには、観光をを兼ねたツアーが結構あります。

それも「ボランティアのついでに観光をする」ものもあれば

「観光がメインでボランティアも体験できる」という感じのものもあります。



観光つきのツアーについては、私がとやかく言う筋合いはありません・・。

観光をして被災地にお金を落としてくることだって、ひとつの支援活動にですから!!



ただ、観光が一緒になったツアーなどと比べると、ボランティアだけの方が、そこに集まる参加者の方のボランティア意識がより高いように思います。



実際、隣に座った高校2年生の男子は、本当にしっかりしていました。

このボランティアに参加する動機も、これからの目標もしっかり持ち、ずっと車内で熱く語り合いましたが、本当に気持ちが高く、その出会いからも多くのものを感じ、学ばせてもらいました。



被災地に向かう途中、3回トイレ休憩がありました。(羽生SA・安達太良SA・国見SA)

隣に座った高校生との熱い話や、慣れないバスの車内という事もあり、私はほとんど寝ませんでした。(寝られませんでした)



最後の休憩場所・福島県国見SAに到着したのは、朝の5時。

ここで、被災地で活動する服に着替え、朝食を食べました。



朝の5時だからなぁ~

軽めのものにしよう!と思いましたが、ついクセで、スタミナ定食&トン汁を買ってしまいました。(頭では、とろろソバにしようと思っていましたが、体が勝手に・笑)



サービスエリアでは、雪が吹雪いていました。

火曜日に横浜を通過した春の嵐を追うような形で来たものですが・・



ここでも、強風を受けながら・・これは、追い風だ!と気持ちを入れなおして、バスに戻り、被災地に向かいました。



七ヶ浜に到着したのは、朝の7時。

ボランティアセンターでの受付は8時45分なので、まだ時間がある。

ということで、そのままバスで、被災した地域をまわる事になりました。



そして・・

バスの中で、今回、同行くださいました担当の方から、こんなお話がありました。



(本来は、被災地での撮影はダメ!ご遠慮してもらっていました。それは、被災された方にとっては、ここが生活の場であり、そして悲しい出来事があった場所だからです。

国難と言われる、この大災害の地に来て活動されるのだから、その光景も撮っておきたいという気持ちはわかります。しかし、 よそから来た人に興味本位で写真を撮られる被災者の心境を理解してください・・

と説明をさせてもらっていた!と。

しかし、今本当にボランティアの人達が減っています。

メディアも取り上げなくなり、みんなの心の中にかならずあった被災地というフレーズも、無くなりかけてる。

だからこそ、このボランティアに来た方が発信源となり、真実をみなさんの周りの方に伝え、ボランティアが必要だ!という現状を知らせてください!!

その為にも、『バスの中からだけ』は写真を撮ってもいいという説明に変えました・・というものでした。。)



また、後で書きますが、現地の方も同じ事を言ってました。

『忘れないで欲しい』『復興しよう!という今だからこそ、ボランティアの人が沢山必要!!これからもっと必要になる』と。



私も、被災地で写真を撮るつもりはありませんでした。

また、このブログでも、そんなに詳しく書くつもりもありませんでした。



冒頭でも書きましたが・・

ボランティアですから、そっと行ってしっかり活動してそっと帰ってる。それが主です。

誰かに公言して、その行為をほめてもらう事が目的ではなく、活動をする事で力になる事が目的なので、ボランティアの事は、さらっと書くつもりでいました。



でも、少ない活動でしたが実際現地で行動してみて、『まだやる事がたくさんたくさんある!』という事がわかりました。

バスの担当の方。現地のボランティアセンターの方のお話のように、この地でボランティアをした人だからこそ、わかって伝えられる事がある。



私はその為に、このブログを見ている方に、ボランティア活動って何をやるのか?

現地はどうなのか?と言うことをお伝えできればと思い書いています。

そして、願わくば現地に行ってもらいたい!と思っています。





(その意味も込め数枚だけ撮った写真をのせます。)





















担当者さんの話を聞いて、みんな携帯で写真を撮り始めました。

私も、伝えよう・・と写真を撮りました。



そして、初めて被災した地域を見て感じたこと・・。



『テレビから流れていた事は本当だった。』



それが素直に感じた事でした。





そして、バスは海岸線を走りましたが、その光景がずっと続いているという現実。

改めて震災の大きさを実感しました。



何もかもが散乱している・・そんな状況ではありませんが、集められた瓦礫の山。車。木。船。が至る所に山積みにして集められています。

手付かずの畑には、まだ車や家?古屋?があり、無残な状態です。



脳裏に、私がテレビで見た

「津波で家が形そのまま流されいくシーン」が浮かんできました。

あのシーンの結果が、今、目の前に見えているものなんだ…。

バスに乗ってる全員が言葉を失っていました。



私が行った七ヶ浜町は、海に出た半島に位置しています。

またその形が入り組んでいて、実際津波が来た時、その入り組んだ海岸線の影響か!?津波がぶつかりあって、場所によっては15m以上の高さにもなったと聞きました。

地震直後には木に引っかかったご遺体も多かったと言っていました。



そんな勢いも高さもある津波によって、多くの集落が根こそぎ流されてしまいました。



横浜で何事も無く暮している自分が、『なにをしているんだ』と思うような

現実とは思えない、思いたくない光景がどこまでも続いていました。



そんな光景を見ながら、『自分に出来る事はなんだ?』と模索していましたが、『なんでも全力でやる!』という気持ちに変わり。

風も強く雪も降る天候でしたが、どんな作業を頂いても、精一杯やろう!と決意をしました。



                                 つづく

カテゴリー: 成長日記

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