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続々・一児の父【体験】~季節はずれ編~

2007年9月24日 1 コメント

この話の始めに、祖母と交わした奇妙な約束の話しをしました。

さて、祖母の死後、私の前に祖母は現れたのか??



実際、私の前に姿を見せてくれる事はありません。

しかし、祖母の死後、『居るような気がする』といった感覚になる事はありました。



『千の風になって』という歌、以前にも私は、このブログの中の前フリで、『私のお墓の前で泣かないで下さい・・そこに私はいません』というフレーズを面白半分に書いた事があります。

この歌が多くの人の心に響き、大ヒットした裏で、この歌の歌詞の影響で、『どうせ、墓にはいないんだろ!?』と、お盆の時に、お墓参りをしない人がものすごい居るとラジオで聞きました。



辛い時、強い風に背中を押され勇気付けられた時、頬をそっと撫でるような優しい風が吹いた時、心の中で亡き誰かに話しかける時、姿は見えなくとも、『信じる』『亡き誰かの事を思う』その気持が大事なんだと思います。



私の周りでは、『助けてくれたんだな』『励ましてくれているんだな』『褒めてくれてるな』と思う事柄が沢山あります。



それは、祖母やご先祖様ではなくとも、そう思える事が、祖母が言っていた、『傍にいる証』なのかなぁと思うのです。



さて。完結編です・・。



私の家があるその場所は、山のちゅうふくに建っています。

なので、家に帰る帰路は大きくわけて②ルートあるわけです。八幡町から坂道を登って帰宅する登山?ルート。

山谷から坂道を下って帰る下山?ルート。



では実際、②パターンある登山ルート、下山ルート、どちらの道で帰宅するのがいい?と聞かれても、対して差のない帰宅ルートに悩んでしまうのですが・・・。



登山ルートに比べ、下山ルートは、暗く、細い道を歩く事から、『薄気味悪さ』でいえば、私は下山ルートの方が苦手でしょうか!?





下山ルートには、車がギリギリ一台通れる細い道が存在します。

その道の両サイドは大きな家の外壁になっており、月光りだけがその路地に光りを注いでいる。そんな薄暗い道です。

もちろん、夜中に人とすれ違う事もないその道では、小学校の時に噂で流れた、『紫おじさん』という霊がよくここで目撃されていました。



又、その道の両サイドの家は、私の幼なじみが住む家で、その家でも幼なじみの親(おかあさん)が夜中、髪にの長い女性の霊に悩まされ、睡眠不足になって困っている・・。

そんな話も、いつだか両親からこっそり聞いた事があります。



この道の『暗さ』とは、字のごとく、日の光もなく、何の音さえも聞こえてこない、異空間のようです。



私は、彼女が立っているであろう場所を通り過ぎ、『その道』に差し掛かりました。

人間って、本当に不思議ですよね、『恐い』という感覚が脳に伝達すると、自分が持つ五感をふるに活用し、周りの少しの物音、様子、異変にすぐ気付くようになるのですから・・。



コツ。   コツ。コツ。

ただ、自分が奏でる足音だけが響き、その足音にさえも恐怖を感じる・・

この時の私は、完全に恐怖心に占領されていました。



『さっきの女性は何処に行っちゃったのかな・・?』



そんな事考えなきゃいいのに・・



考えれば、考える程、恐くなっている自分自身に対して『考えない』という思考回路が完全に壊れ、ドンドンと恐怖心が膨らむ私。



そんな恐怖心と戦いながら、ただ、下を眺め家路に向かっていました。



コツ。  コツ。コツ。こつ。  コツ。コツ。こつ。



『んっ?』



コツ。  コツ。こつ。 コツ。コツ。こつ。



『・・・・?』

それは、突然でした・・。



こつ。             こつ。







暗闇の中、自分の歩数と同じ分だけ奏でている足音の中に、自分のものでは無い、別の足音が混じりだしたのです。



こつ。    こつ。             こつ。



『女性だ・・』



後ろからついてくるその足音は、姿を見なくても女性とわかる足音でした。

あのハイヒールに似た音・・間違いありません。

そんな自分以外の足音をよく聞いていると、ある異変に気付き、抱えている恐怖心が一気にピークに達してしまいました。



普通なら、いくら人が通らない道だって、自分以外の足音が聞こえてきても、なんも問題はないのです。むしろ、あの時の状況からして、私は、誰でもいいから自分以外の『人』を求めていました・・。



しかし、その足音は、明らかに『人』ではないのです。



普通、足音はどちらかの足が地面に、そして反対の足が地面に付いた時に音が鳴ります・・

歩いている人間の足音は、ある程度テンポ良く続くものです。



コツコツ。コツコツ。コツコツ。

という具合に。



しかし、そのハイヒールらしき足音に一定のテンポがありません。

コツ。                            コツ。 

       コツ。                         コツ。                  

片方の足音が聞こえたかと思うと、次の音が聞こえるまで、すごく『間』があるのです。

自分に聞こえる足音と比べると、コツコツこつコツコツコツコツコツコツこつ・・という具合に。

しかし、確実に私との距離を物凄い近さで保っているのがわかるんです。

もの凄く近い、自分の後ろにその足音は着いて来るのです・・。



『怖い・・こわい・・・コワイ・・・コワイ』



後ろを振り返る勇気もなく、足を止める余裕もなく、走って振り切る根性もない・・。

ただ恐怖心だけがつのるばかり・・。



細いの路地を抜けると、場所が高台な為、何とも景色がきれいな、開けた駐車場に出ます。

そこは、街灯もあり、地面に自分の影が街灯の光によって映されています。

私は勇気を出し、地面に映るであろう、その自分以外の足音の陰をチラッと探しましたが、足音はすぐ後ろで聞こえているのに、陰は映りません・・。



『あのタクシーの女性だ・・』

私は、認めたくない確信を飲み込み、右カーブになる、最後の薄暗い坂道を歩いていました。



最後の薄暗い坂道は、完全に車など入ってこれません。

山道というのは言い過ぎですが、両サイドに雑草が生い茂り、過去に、そこでヘビを踏んでしまう程、自由に草木が生い茂っています。



足音は相変わらず、不規則な『間』をあけながら私に付いて来ます・・。

『コワイ・・コワイ・・でももう少しで家だ・・』



私の中に、『恐怖』以外の思考はもうありません。



その時です・・。私が下る坂道の下の方から、人の話し声が聞こえてきました・・。

八幡町の方から、登ってきている2人の人の声です。



その声が聞こえた途端、今まで張り詰めていた恐怖心から『フッ』っと開放されたんです・・。



『あ~人だぁ~』

と思った瞬間・・。



後ろから付いてきた足音が急に私の後ろで走り出しました・・・



こつこつこつこつこつこつこつ・・・



『うわあああああ~』



と私も走り出そうとした時、耳元で・・



『チッ。』

と生暖かい息?と共に舌打ちされたんです・・。



『あああああああああぁああぁああぁあ・・』

私は、確かに感じたその生暖かい息の感じと、言い様のない感情が込められた舌打ちを右耳に残し、家まで全力で走りました。



皆さんは、幽霊に後をついて来られた事があるでしょうか?

あの時、私が一瞬気を抜かずに、『恐怖心』のまま家に帰っていたら、あの足音は家の中までついて来たのでしょうか?

『チッ』と悔しさを物語る舌打ち・・一体私に何をしようとしていたのでしょうか?



私は実際、心霊写真が撮れてしまったり、消えているテレビの中で、女の子の姿を見たり

と、突っ込まれてしまえば、『見間違い』で片付けられてしまう体験をし、この体験をするまでは霊の存在は半信半疑でした。



しかし、この体験を通じ、霊の存在を疑わなくなった私。

嘘のような事実はあるんです。科学や常識で考えられない現実は今、平行して起こっているんです。



この話を読んで、まだ『霊』を疑っている貴方。



私が、約束します・・。



私が逝った際は、必ず貴方の前に霊となってあらわれますから・・。

カテゴリー: “オレに語らせろ”

コメント

  1. おゆき says

    2007年10月1日 at 9:35 AM

    怖っ!

    きっと、稲荷坂で交通事故にあい

    片足をなくして亡くなった女性とかじゃないの?

    それにしても怖い目にあったねぇ

    何をしようと思ったのかね?

    まぁ~私のほうが先に逝くから

    お盆にでも、挨拶に出てくるさね

    返信

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