一昨日、3月11日。
あの東日本大震災から1年が経った日でした。
各地で慰霊祭が行われ、先日心臓の手術をされた天皇陛下もご参列、哀悼の意を表され、無理を押してのその姿勢に痛くその御心を察しいたしました。
私は仕事だった為、職場であの地震が起きた14時46分に黙祷を捧げただけでしたが、家に帰って来てから、震災関連のニュースを見て1年前の日の事が甦って来ました。
正直・・連日から沢山の震災の特番がやっていましたが、それらを見たくありませんでした。
恐ろしい津波の様子や原発、被災者の方の声や、壊滅した町、もう見たくないよ!という思いがありましたが・・
しかし・・
それでも・・
やはり、目をそらしてはいけないものだと思い、仕事から帰りずっと、色んな特番を見ました。
色んな感情が溢れ、涙が止まらなくなりました。
1年前に震災が起こった時。
『なにかしなきゃ!』と思っても、日々の自分の生活。また、思いと反して被災地に行けない今の環境に苛立ちながら、何も出来ない自分がむなしく思ました。
しかし、勤めている会社が被災地へ様々な支援を行いました。
それに対し私は、その会社に勤める社員として、『利益を出すという支援』をさせて頂いた事。
この時、本当にこの会社の従業員でよかった!この社長について行こう!と決めてよかったと思いました。
そして、先日・・
日頃から気にしていたボランティア募集欄にやっと・・会社に休暇を頂くなくとも、日帰りで被災地にボランティア活動を行える団体が出ましので、早速申し込みをしました。
今私は、ありがたい事に、会社で仕事を任せていただいている立場にあります。だから、ボランティアをしている最中に怪我をして仕事を休んでみんなに迷惑をかけるわけにはいきません。
また、元気に働ける企業が、日本の経済をまわしていかなければいけませんので、会社に休暇を申請しての被災地入りも違うと思っていました。
その為、休みやボランティアの内容が今まで合わずに、被災地へ行って、何か力になりたくても今までずっと出来ずにいました。
しかし今回は、休みとの兼ね合いの日程も合うし、現地での活動内容も、ボランティア経験のない素人な私でも力になれそうなので、来月4月になってすぐ、1人で被災地に行く事に決めました。
昨晩、のっちょからも『行ってこい!』との了承を頂きました!
本当は、1週間とは言わずとも、2~3日現地に泊まり、ボランティアに参加したいんです。でも今回は、どうしても日帰りでしか時間がありません。
次回・・今年のどこかで連休を取って、『お役に立つ』だけの活動をする事を考え・・
今回は活動時間も短く、すごく微弱な力ですが、それでも・・『何かちょっとでも役にたつ事があれば』と信じて行ってこようと思います。
今回のボランティア活動のことは帰ってきたらここに残したいと思います。
もちろんボランティア活動なので、記事になるような話題を自分から収集したりしません。
もちろん!被災地に行ってきました!というレポや旅行記でもないのでカメラは持って行きません。
また、寄り合いの中でいくので、志は一緒でも、すべて知らない人達との行動になるので、『これからボランティア』にという志を持った方に対して、どんな事を伝えられるかもわかりませんが、自分の感じたことや、体験した事をまた、ここに残そうと思います。
テレビで観る、この世のものとは思えない映像と、あまりにも平和な、今自分がすむ横浜の街の様子がより一層、震災の残酷さを際立たせました。
だから、その現地に実際立ち、どんな気持ちを抱くのか?自分はその状況を目の当たりにして動けるのか?
少し不安はありますが、日本に住む5体満足健全な男児として、また2児の父として、子供達に伝え残さなきゃいけない事、自分に出来る事を全力で行ってきます!!
あの震災の1日前・・3月10日。
67年前の3月10日、1945年に東京大空襲があった日です。
この日1日にして、約10万人の方が犠牲になり、東京の3分1が焼失しました。
東京は、まさに焼野原になり、日本は戦争で本当にすべてを失いました。
しかし、今の東京は世界を代表する大都市となりました。
まだ全体の6%しか処理できてない瓦礫の問題や原発、放射能の問題。
復興には程遠い状況で、それ以外に抱える問題は数え切れず、大きさも非常に大きいです。
でも、私達には、あの戦争から立ち上がったという諸先輩・ご先祖様のDNAが受け継がれています。
今の日本を創ってくれた様に、私は、大事な子供達や孫が安心して暮せる日本を創っていきたいと思っています。
大きな事はできませんが、せめて、今、与えられた事を一生懸命やる。
そう信じて、懸命に生きてみよう。
そう思っています。
とは・・言っても・・。
もし、私の家族があの津波にあったら・・
私より先に颯斗やりこが逝ってしまったら・・
颯斗やりこを置いて、先に私が逝ったら・・
のっちょの安否もわからないまま、先に逝ってしまったら・・
そんな事を考えただけでも、気が狂いそうなのに・・
そんな状況がたくさんたくさんおこりました。
どんな言葉を並べてみたところで、被災地の人達の本当の悲しみや苦労を知る事は出来ないし、慰めにもならないでしょう。
それでも、ただただ・・
これからの日本に希望がありますように・・
と願わずにはいれません。
犠牲となられた方々のご冥福をお祈りするとともに、沢山の悲しみと困難を乗り越えて頑張っておられる方々に幸ありますよう心からお祈り申上げます。

コメントを残す