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この時間を過ごして・・

2011年4月11日 コメントを書く



このたび起きました東北地方太平洋沖地震に、深く心をえぐられるような思いでいます。

被災された皆様、今も生活の難を余儀なくされている皆様に、謹んでお悔やみとお見舞いを申し上げると共に、一刻も早い復旧と、子供達の元気に育つ心の土壌が、潤いのある豊かなものになりますように心よりお祈り致します。



今日で、あの震災から1ヶ月。

でも、『1ヶ月経った』なんて区切りに、なんの意味も無いかもしれません。

まだまだ被災された方々にとっては、1日1日が生きる戦いです。



しかし、何だかんだ言っても、何不自由なく生活できている私からは、被災者の方々のお心を汲む事など出来ない事も分かっております。



ただ、この1ヶ月、私自身様々な事を考えました。

もし、自分の家庭に・・そう考える時間が本当に多かったです。







家族が普通にそこにいる、それだけで平凡だけど本当に幸せな事だっていうこと、颯斗・璃心の顔を見ながら改めて思ってしまいました。



被災して家族がバラバラになってしまった方々の悲しみを思うと、それだけで本当に心が痛みます。









言葉を知らずに、また表現の未熟さから、適していない言葉になってしまいますが、私は、この度の震災で犠牲・被災された方々は、『たまたま』被災してしまったと思っています。



たまたま東北地方に住まれていて、たまたま津波が迫る地域での生活をされていただけだと感じているんです。



人の命って有限であって、自分がいつ死ぬかわからない存在です。

特に今回の震災で、より命の尊さを考えさせられました。



今回、被害に遭われた方々は、私と同じように同じ時間を過ごしていました。

そして、たまたま震源地の近くで、たまたま海の近くでその時間を過ごしていた為に起こってしまいました。



私がもし東北の、その地区にいたら、同じく津波に飲まれていました。

もし、あの規模の地震の震源地が相模湾沖であったなら、横浜の街はどうなっていたでしょうか。





今回、たまたまそこだっただけだと思うのです。



今回のように、予想を上回る・・その自然の大災害がどこで起こるかを完全に予測することは、誰にもできないと思います。

天のみぞ知る・・で、これは人為的でもなんでもない天災。

生死を分けた生き方なんてのも関係ないと思います。



『今までこうしていたから 生き残った』

『こうすれば大丈夫だった』



そんな事は無く、誰もがみんな同じように、一生懸命に生きていた人だった。

生き残った人と、亡くなった人では何がちがったのか?



そこに、何も違いなんて無かったと私は思います。 。



『運命』なんて言葉もよく聞きますが、私は、これも違うと思います。

今回の災害によりお亡くなりになられた方達にとって、これがもしその運命と呼ぶものなのであれば、あまりにも惨過ぎはしないでしょうか。



尊い命を『たまたま』という表現しか出来ない自分の無知さにも腹が立ちますが。自分の命が、大切な人の命が、一瞬で失ってしまう現実と、いつも隣り合わせでいる事を目の当たりにしたからこそ、私は、この『命』について、本当に考えさせられました。



『自分には降りかからない』

それは、本当に大きな間違いだと、いつ起こってもおかしくない。という現実を真摯に受け入れ、その対策や準備を、大切な人達と話しておくべきだと強く実感しました。







一昨日、、気仙沼にある中学校の卒業式での男子生徒の答辞がTVから流れていました。



きっと、同じニュースを見て、胸を痛め涙し、また、その直向で力強い決意の答辞に感動した方もいると思います。



その中学校の卒業式は、今も尚、多くの方々がいらっしゃる、避難所となっている体育館で行われました。

答辞、ここに書き記しておきたいと思います。



 『階上(はしかみ)中学校と言えば防災教育と言われ内外から高く評価され、十分な訓練もしていた私達でした。



しかし、自然の猛威の前には人間の力はあまりにも無力で私達から大切なものを容赦なく奪っていきました。

天が与えた試練というにはむごすぎるものでした、つらくて悔しくてたまりません。



しかし、苦境にあっても天を恨まず運命に耐え、助けあって生きていくことがこれからの私達の使命です』



涙をぬぐい、歯を食いしばり、15歳の少年が一つ一つの言葉をしっかりと力強く読み上げていました。



15歳の決意。

『苦境にあっても天を恨まず運命に耐え、助けあって生きていくことがこれからの私達の使命です』と彼は、本当に力強く言っておりました。



私は、今ある命を大事に、今ある平凡な日常をもっと大切に生きようと思いました。



人として、今まで以上においしい物を沢山おいしく頂き。今まで以上に楽しい事を大切な人達と目一杯行い。今まで以上に与えられた仕事を一生懸命に全うする!

男として親として、その時の感情で、いちいちイライラせず、大きな心を持ちたい!!

本気でそう思いました。



また、それとは逆に、今まで行ってきた自分の何かを変えようとも思いました。

『どんどんやっていこう!』とは別に『これはやめよう』というものも見つけ、少しずつ自分を変えていこう!そう思いました。



1ヶ月なんて、なんの意味も無い区切りですが、時間が流れ、それぞれが皆、様々な事を考え、想った事と思います。



なんか、季節も何も止まってしまったかのようですが、1日1日と日が延びて、温かい風がふき、あちらこちらで桜が咲き出しました。









昨年は、颯斗の入園もあり、いつになく季節感を感じながら、満開の桜を満喫し、息子の門出に、親としてより一層頑張れねば!とパワーがみなぎっておりましたが、、今年の桜はそんな喜びの桜ではなく、悶々としていた心を救う癒しの桜として、パワーを与えてくれています。



桜前線は、ゆっくりと北上しています。

やがて、東北にも届くでしょう。

季節をガラっと変えてしまう、圧倒的な強さを持つ桜が、東北の方々の心にも体にも、慰めと励まし、元気の源になるよう、美しく豊かに咲いてほしいと願わずにはいられません。





ここ数日、続けて大きなゆれ。。今日もまた大きな余震がありました。

まだまだ皆様ご安全にお過ごしください。

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